micasso’s diary

Welcome to my page!!イギリスの大学に通う舞台演出家志望の20歳による日々思ったことや留学情報についてのブログ

「誰もが自分らしく」の難しさ

リーダーをすることが増えて、それと同時に他のリーダーを見ることも多くなって、今日はこの経験からここ最近考えていることを言語化しようと思う。


成功もあって、失敗もある。そしてたまに私の頑張りが否定されたような気がしたけど、当たり前に落ち込んで、そして当たり前にモチベーションになるという、今の私のいい所であるサイクルが、たとえどんな経験も演劇に繋げれるようになった。(今日もそうなんだけど、よくリーダーの経験があると、すぐに舞台監督とかに繋げてしまう笑)

少し噛み砕くと、「リーダーとは何だろうか」「人を支えるとはなんだろうか」というのが今の私の課題、または考える必要があると思う。

よく「誰もが自分らしくなれる場所を作りたい」を自分の目指す演劇のあるべき姿を言う私だけど、メンターの時は、例外をうまくコントロール出来ずに終わってしまうことがあった。その時に、「マイノリティを大切に唱えてる私がマジョリティとなってマイノリティを退けている」と思った。何でもっと考えなかったのだろう、寄り添えなかったのだろうって。


個別に話を聞いて、その人に解決策に提案したり、その人に寄り添ったりすることは出来たとしても、団体において1人1人のポテンシャルを最大限に引き出すことが難しく感じる。まだ走り出しの組織では、心理的安全性のある場所を届けようとして、雰囲気を作っていても、それが「みんなで高みを求めて創り上げていく」というよりも「みんながそれぞれ自分の出来ることをしよう」というものになりがち。もしくは、責任やアイデア全てがリーダーに全集中してしまうことがある。話しやすい場(もしくは話を聞いてくれる人がいる場)が出来ても、挑戦の場にはならない。成長にならないし、新たなものを生み出すこともできない。それにはきっとリーダーが目標設定一緒にしたり、曖昧でなく、現実味のある導きや数字などを示さないといけないのだろう。

 

「誰もが自分らしく」ってすごく難しいと思う。

誰もがってどこまで気に掛けるべきなのだろうか。もうここまでくるとリーダーの管轄内ではない気もしてくるが、きっと最低ラインは準備しておかないといけない。例えば、その場の環境や雰囲気を整備するとか、そういった文化を作るとか。きっとベース作りに真摯に向き合っていかなくちゃいけない。

そして本当の自分らしさとは何だろうか。ただ意見が言えて「今ある自分を出す」ということではないと思うし、私個人の解釈では「今の自分を好きになる」ということではないかと思う。日常は演じがちだから、その自分を認めて好きになることはとても大切だと思う。自分を大切にしたうえで、さらに自分が欲しがるような高みを目指していけたらいいな。じゃあ、「自分を好きになる」ためにはどうすればいいのだろうか。

 

そう考えながら、まずはベース作りをしながら、インプットしていくとするか。

 

ミカソ